Concept

コンセプト

四季折々に姿を変える豊かな自然に恵まれた日本
その自然を慈しむ生活の中で「花鳥風月」「侘び寂び」「粋と雅」という独特の美意識が生まれました

その繊細な感性が生かされた「きもの」
時を超えた美しさ

きものに親しむなかで受け継がれた伝統と文化を知り 教養を深めることであなただけの感性を磨く

自分の中の「好き」が開き 自信に満ちた新しい自分に出会う

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Instructor

講師紹介

川井 弘絵 HIROE Kawai

1979年生まれ 静岡県浜松市出身
大学卒業後、メリルリンチ証券株式会社に勤務。

インテリアデザイン・設計事務所勤務を経て現在はきもの着つけ講師として活動しています。

きものへの想い

「わたしのなかに伝えられる”日本”が何もないことに気づいた日」

学生時代は英語の勉強が大好きで、洋楽を聴き洋画を見る生活。心はいつも外に向いていて、帰国子女の友達の海外生活話を聞いては海外への憧れを募らせていた学生時代でした。お金は無いし、借金をする勇気もなくて、結局留学が叶わなかったものの大学卒業後は念願の外資系の会社に就職。見渡せば外国人の同僚に囲まれて英語を使う憧れの仕事に。そこでふと自分のアイデンティティーの無さに気づいてしまったのです。

「私は日本人なのに伝えられる”日本”が無い!」

歴史好きで文化オタクな友人が誘ってくれて、恐る恐る向かったはじめての「着つけサロン」。もともと洋服が好きで、布が好きだった私にとって「きもの」はおしゃれカーストのトップにありましたし、好奇心旺盛な性格もかさなり、20代の若い勢いで未知の世界にワクワクしながら「きもの」に親しむ人生がはじまりました。
自装を身につけ、友人の結婚式にはきもので参列。ご親族には感謝してもらえるし、通りすぎる外国人からはキラキラした眼差しが向けられる。「きもの」は特別な日を演出してくれ、何気ない日常も格上げしてくれる。私は心強い「日本人としての誇りと豊かさ」を手に入れました。

それまでは趣味で着ていた「きもの」。きもの着つけ講師を目指すきっかけになったのは、夫の転勤でオーストラリアに住んだこと。
娘の卒入学式のタイミングでオーストラリアに住むことになったので、式参列には「きもの」で行くことを楽しみにしていた私は落ち込みました。それが、想像以上の落ち込みで、日本を離れて友人や家族と会えなくなったことも悲しかったし、これから拡大していこうとしていた仕事を離れたことも残念でしたが、何よりも「きもの」が着られなくなったことが心底悲しかった。

Kimono Australiaとの出会い

どうにか着られないかと、きもの仲間を求めて現地の着つけサロンを見つけ出しました。そこで思いもよらない光景を目の当たりにすることになったのです。
オーストラリア人やヨーロッパ、アジアからの移民である現地の人々が日本人女性の先生から英語できもの着つけを学び、自分できものを着て楽しんでいる姿がそこにありました。体格や身長の違いも受け入れて上手に着こなしていました。ヨーロッパ出身の女性から言われた一言が忘れられません。

「日本人は本当に幸せね、こんな芸術作品を身に纏うことができるなんて」

日本からオーストラリアに引っ越しをして環境の違いに戸惑い、これまで味わったことのない違和感をたくさん感じていました。ちょっと癖のあるオーストラリア英語のアクセントにも苦戦していた日々でしたが、きもののおかげで異国での生活がたちまち楽しいものになりました。「伝えたい文化があること」の素晴らしさを実感したのです。長い歴史に育まれたこのような伝統や豊かな文化は、どこの国にでもあるものではありません。日本に生まれ、きものに出会えてよかったと心から思える時間でした。

日本では着用頻度が少なくなっている「きもの」ですが、世界の他の国でもその魅力に心動かされ、着ている方々が大勢いること、世界に誇れる文化であることを身をもって体験した私だからこそお伝えしたい想いがあります。これから始められるかたも少し離れていた方にも「きもの」があなたに自信と誇りを与え、必ずあなたの毎日を輝かせることを信じています。

Access

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教室名

季木 きもの着つけサロン

住所

〒150-0012
東京都渋谷区広尾4-1-18
(詳細はご予約時にご案内しています)

Email

info@kiki-japan.com

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